デュオ「・・・あのさー、あんたが言ってた“シャ・ノワール”ってどんなとこなんだ?」
ロベリア「ん?あんた知らなかったっけ?“シャ・ノワール”はな、テアトル、劇場さ。アタシも其処に出てるんだよ・・・こいつもな」
エリカ「えへへ~」
デュオ「へぇ~、あんたも踊るの?さぞ見ものだろうな」
ロベリア「まぁね。あんたも見れば良いさ。今日は休みだけどな・・・・・・お、着いたぜ?ここからならお前でも分かるだろ?」
エリカ「はぁ~い!分かりますよぉ?ありがとうロベリアさ~ん!(ギュウ)」
ロベリア「あーはいはい、もういいから。じゃ、アタシはこれでおさらばさせてもらうよ。後は2人でごゆっくり~」
デュオ「おい!ごゆっくりってなんだよ!おいぃ!何か誤解されるような発言よせよ!」
エリカ「はぁ~い!ごゆっくりしまーす!ね~?」
デュオ「ね~って俺は別に・・・」
エリカ「そういえば巴里は初めてなんですよね?じゃあエリカが案内してあげます!」
デュオ「ものの見事に無視かよ・・・・・・でもさ、お前方向音痴なんだろ?それで案内って言われてもなぁ・・・」
エリカ「む、大丈夫です!私は自分が住んでいるところまで分からなくなるほどおボケさんじゃありません!その証拠に!」
デュオ「証拠に?」
エリカ「まずは“シャ・ノワール”の中を案内しちゃいま~す!ふっふー、普通なら入れないんですから!」
デュオ「おお~、んじゃ見せてもらおうかな。頼むよっ」
エリカ「はいはぁ~い!もうどぉ~んと!泥舟に乗った気分でいてください!」
デュオ「いや・・・泥舟はやばいだろ・・・ま、適度に頼むわ」
エリカ「はぁ~い!まぁ~かせて!では入りましょう~」
デュオ「ほう~、なかなかオシャレじゃん」
エリカ「でしょ~!あ、ここが売店です。ブロマイドとかはここで買うんですよ」
シー「あ、エリカさんじゃないですかぁ。今日はお休みなのにどうして此処にいるんですぅ?」
エリカ「あ、シーさんこんにちはぁ!えっとですねー、デュオさんに巴里の素晴らしさを見せ付けている所なんです~。こちらがデュオ・マックスウェルさんです。デュオさん、あちらが売り子のシー・カプリスさんです」
シー「シーでーす。よろしくぅ!」
デュオ「どうも。こちらこそ」
エリカ「デュオさんは巴里は初めてなんですって~」
シー「へぇ~、そうなんですかぁ。いい思い出になるといいですねぇ」
デュオ「あはは、まぁね。ま、観光で来たわけでもないんだけどさ」
エリカ「はれ?そうでしたっけ?」
デュオ「おう。人探しを頼まれてね」
エリカ「あやー、大変そうですねぇ・・・エリカにお手伝いできる事があったら何でも言って下さいね!」
デュオ「お、おう・・・あったらな・・・」
エリカ「わぁ~い!」
シー「でもエリカさんがお手伝いしたら迷宮入りしちゃうんじゃないですかぁ~?」
エリカ「そんなことないです~!エリカのお手伝いで解決した事件は数知れず!エリカは名探偵なのです!」
シー「エリカさんに相談とかしたら絶対にダメですからねぇ(ヒソヒソ)」
デュオ「了解~。なんとなく分かるし(ヒソヒソ)」
エリカ「何2人でこそこそ話してるんですか~?」
シー「ひっ、べ、別に何でもないですよぉ。ねぇ?」
デュオ「まぁな・・・あんたには関わりのないことさ」
エリカ「むむう~、シーさんばっかりずるいですぅ!エリカもデュオさんと秘密のお話したいです~!(ぎゅむぅ)」
デュオ「うおっ!いきなり何すんだよ!秘密の話って言っても何にもないだろうがよ!」
エリカ「ありますよ~、えっとー・・・うんっとー・・・ええええええっとぉ~・・・」
デュオ「・・・あったか?」
エリカ「うー・・・・・・・ないですー・・・・・・・」
デュオ「やっぱりな」
エリカ「でもでもぉ!仲良くお話したいですぅ~!(ぎゅう~)」
デュオ「うう、分かった分かった。だからそんなに抱きつくなよぉ」
エリカ「わーい仲良し仲良し」
デュオ「はぁ~・・・もう勝手にしてくれ・・・」
シー「ところでぇ、デュオさんっておいくつですかぁ?かなーり若く見えますけどぉ?」
デュオ「俺?16だけど?」
シー「おお~、ぴっちぴちですねぇ!ひゅーひゅー!」
デュオ「そうか?おんなじ位だろ?」
シー「いやーそうなんですけどねぇ、少しでも年下の人がいるとつい・・・」
デュオ「へーそんなもんかねぇ」
シー「そんなもんですぅ」
エリカ「エリカは20歳でぇ~す!えっへん!」
デュオ「はぁ!?嘘だろ?うわ、ぜってぇ認めたくない・・・」
シー「デュオさん・・・これが、現実のつらさってやつですぅ・・・(ぽん)」
デュオ「うん・・・ありがとよ・・・」
エリカ「あぁ~!また内緒話してるぅ!ず~る~い~!」
シー「あーはいはい。もう終わりですからねぇ。大丈夫ですよぉ」
エリカ「もう!エリカに内緒ごとしたらダメなんですからね!」
デュオ「へいへい。もうしません」
エリカ「ほんとにダメですよぉ?」
デュオ「わかったって・・・」
シー「むふぅ・・・お二人とも仲良いですねぇ~羨ましいですよぉ、ひゅーひゅー」
エリカ「えへへーそうなんですよ~!会ったばかりでこんなに仲良し~!(ぎゅう)」
デュオ「うっ!だからそれはやめろって!」
エリカ「えへへ~」
シー「あ、そうだ。折角シャ・ノワールに来たんだから特別にぃ!シーちゃんからプレゼントを差し上げましょう~」
デュオ「おお~!いいねぇ。何くれるんだ?」
シー「むっふっふー、このシーちゃんが頑張って撮った極上のブロマイドでっす!」
デュオ「ブロマイドかぁ~」
エリカ「シーさんの撮ったブロマイドはすっごく人気があるんですよぉ~」
デュオ「ほう・・・で、いつまでくっついてる気だ?」
エリカ「わかりませ~ん」
デュオ「・・・・・・もういい・・・・・」
シー「まぁまぁ、早速どれか1枚選んでくださいよぉ」
デュオ「お、おう。・・・・・・どれも綺麗に撮れてるなぁ・・・・・・どれがお勧めなの?」
シー「全部ですぅ!どれも一番の出来ですぅ!」
デュオ「1枚じゃなくて全部はダメなの?」
シー「そこまですると売り上げに影響しますぅ・・・ごめんなさい」
デュオ「そっかぁ・・・しっかしどれも良いし選べないなぁ~」
エリカ「じゃーあー、これにしましょうよ、これ!」
デュオ「ん?・・・おい、自分のかよ」
エリカ「えへへ~、可愛いでしょう~?これにしましょうよぉ~」
デュオ「だぁ~、よっかかんなっつの!」
シー「どれにしますぅ?」
デュオ「うう・・・そうだなぁ・・・この・・・お淑やかそうな・・・」
エリカ「エリカのですよね?」
デュオ「いや、俺はこ・・」
エリカ「これですよね?」
デュオ「だからね、俺は・・・」
エリカ「ね?」
デュオ「あぁ・・・もうこれでいいよ・・・」
エリカ「これで?で?」
デュオ「はいはい!これがいいです!これにします!」
シー「はいじゃあこれを進呈しますぅ。よかったですねぇエリカさん」
エリカ「はぁい!エリカ感激ですぅ!デュオさんもお目がたかーい!」
デュオ「何か違う!何か違うよなこれ!?」
エリカ「はいはーい、いいものが貰えた後は市場に行ってみましょう~!」
デュオ「はぁ!?おいもうちょっと中を・・・」
エリカ「行きますよぉ~!(ぐいぐい)」
デュオ「うお!だぁああああああああ!ちょっと待てよぉー!」
シー「行ってらっしゃ~い」
エリカ「行ってきまぁ~す!」
デュオ「歩く!歩くからひっぱんなぁああああああ!」
俺は・・・どうやったらこいつから離れられるんだろう・・・
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